【初心者向け】楽譜の読み方の基本を解説!

公開日:2025/06/10
初心者

楽器を演奏するためには、楽譜の読み方を理解する必要があります。しかし、五線譜や音符、記号が並んだ紙を前にして「どのように見たらいいのかわからない」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、音楽初心者の方に向けて、楽譜の読み方の基本をやさしく解説しますピアノやギター、歌を始めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

楽譜の基本的なルールを理解しよう

楽譜とは、音楽を記号で表現した「音の設計図」のようなものです。メロディやリズム、音の長さ、演奏の強弱、テンポなど、あらゆる情報が五線と記号を使って書かれています。音楽初心者にとっては、まずこの楽譜のルールを理解することが大切です。

最初に覚えておきたいのが「五線譜」です。これは5本の平行な線で構成されており、そこに音符や休符などが記載されることで、どのような音を「いつ」「どのくらいの長さ」で鳴らすかを表します。音符の位置によって「ドレミファソラシド」といった音の高さが変わります。

また、楽譜の左端には「ト音記号」や「ヘ音記号」と呼ばれる記号があります。これは、どの音域を表しているかを示す記号です。ピアノやギターなど多くの楽器では、右手で弾くパートはト音記号、左手で弾くパートはヘ音記号で表現されることが一般的です。

音の高さを読み解く「音部記号」

楽譜で音の高さを理解するには、「音部記号」と呼ばれる記号の役割を知ることが大切です。音部記号には、代表的なものとして「ト音記号」と「ヘ音記号」があり、それぞれ異なる音域を担当しています。

ト音記号

「ト音記号」とは、五線譜の先頭に書かれている「G」の形をした記号のことです。これは高音域を表すために使用され、主にピアノの右手部分や、ギター、バイオリンなどで多く見られます。

この記号では、五線譜の2番目の線にある「ソ」を起点として、音が並んでいます。初心者の方は、この「ソ」の位置を覚えると、ト音記号の理解を深めることができます。音の位置を目で見て素早く判断できるようになると、楽譜を読むスピードが格段と上がります。

ヘ音記号

「ヘ音記号」は「F」の形をした記号です。五線譜の左端に配置されています。主に低音域を表現する際に使われます。ピアノで言えば、左手で担当する低音部に多く登場します。

五線譜の4本目の線に「ファ」が位置しており、そこを基準に他の音が配置されています。ベースギターやチェロなど、低音を奏でる楽器ではこのヘ音記号が頻繁に使われます。重厚感のあるサウンドを支える土台となる記号です。

音の長さを表現する「音符」の種類

音符とは、楽譜において「どれくらいの時間、音を鳴らすか」を示す記号です。音符にはいくつかの種類があり、それぞれ形や構成によって音の長さが変わってきます。ここでは、代表的な音符とその意味をやさしく紹介していきます。

全音符

「全音符」は、空洞の丸い形をしていて棒や旗がありません。長さとしては最も長い部類で、4拍分鳴り続けるのが基本です。落ち着いたメロディや終止音などで使われることが多く、音楽に安定感を与えてくれる存在です。

二分音符

「二分音符」は、丸い音符に縦の棒が付いたデザインです。全音符の半分の長さで、1小節内に2つ収まるのが「4/4拍子」での基本形になります。ゆったりとしたリズムを作りたいときに便利な音符です。

四分音符

「四分音符」は、黒く塗りつぶされた丸に縦棒がついている形です。音楽では最もベーシックな長さとされ、1拍ぶんの長さを表します。ビートの基準となるため、ほとんどの曲で頻繁に登場します。

八分音符

「八分音符」は、四分音符に旗が1本加わった形をしており、長さはその半分、つまり0.5拍分です。軽やかなリズム感を出すためによく使われ、2つ並べて表記されることが多いのが特徴です。ポップスやクラシック、童謡などでもよく目にする音符です。

音楽の流れを整える「拍子記号」

音楽の流れを作るうえで重要なのが「リズム」です。楽譜では、拍子記号によって1小節の中に何拍あるのか、どの音を1拍とするのかが示されています。

たとえば、よく見かける「4/4拍子」は、1小節に4つの拍があり、四分音符を1拍としてカウントするという意味になります。この「4/4」はポピュラー音楽やクラシック音楽など、あらゆるジャンルで最も一般的な拍子です。

ほかにも、ワルツで多く用いられる「3/4拍子」やゆったりとした曲調の「6/8拍子」などがあります。拍子の違いによって曲のテンポや雰囲気がガラッと変わります。このように拍子があることで、演奏者は音楽の店舗やリズム感をつかみやすくなります。

初心者の方は、まず「4/4拍子」の感覚をしっかりつかむことが大切です。楽譜に合わせて手拍子を打ったり、カウントを声に出して数えたりすることで、リズム感が自然と身についていきます。リズムを体で感じることが、スムーズな演奏につながります。

音の印象を変える「臨時記号」と「調号」

音楽に変化や彩りを加えるために使われるのが、「臨時記号」と「調号」です。どちらも音の高さに関係する記号で、楽曲の雰囲気や印象を大きく左右する役割を持っています。

臨時記号

「臨時記号」は、一時的に音の高さを変えるときに使われます。「シャープ」「フラット」「ナチュラル」の3種類があり、特定の小節内でのみ効果を発揮します

シャープは、元の音を半音高くするときに使われます。一方、フラットは、元の音を半音低くするときに用いられます。また、ナチュラルは、一度変化した音を基の高さに戻すときに用いられます。

たとえば「ファのシャープ」と書かれていれば、ファよりも半音高い音を演奏します。臨時記号は小節内の同じ高さの音すべてに適用されますが、次の小節には影響しない点がポイントです。

調号

「調号」は、楽譜の最初に記されていて、曲全体にわたって特定の音を常に変化させる記号です。調号を見ることで、その曲が「どの調(キー)」なのかを判断できます。

たとえば、調号に「シャープ」が1つついていれば、その曲は「ト長調」か「ホ短調」の可能性が高いということになります。調号はすべての小節に適用されるので、曲の冒頭で調号をチェックするクセをつけておくとスムーズに演奏できます。

どちらも最初は混乱しやすい部分ですが、何度も楽譜に触れることで自然に身についていきます。「この記号はどんな意味だろう」と毎回立ち止まって確認する姿勢が、理解を深める近道になります。

演奏の雰囲気を伝える「記号」の読み方

楽譜には音符以外にも、演奏に関するさまざまな記号が登場します。たとえば「強弱記号」や「テンポ記号」「演奏記号」などが挙げられます。

強弱記号には「f(フォルテ)」「p(ピアノ)」などがあり、それぞれ「強く」「弱く」弾くことを指示しています。テンポ記号は「Allegro(速く)」「Andante(歩くように)」「Largo(ゆっくり)」など、その曲の速さを示しています。

また、演奏記号には「スタッカート(音を短く切る)」「スラー(音をなめらかにつなげる)」などがあります。これらの記号は、ただ音を並べるだけでなく「どのように弾くか」「どんな気持ちで演奏するか」を伝えるための大切なヒントです。

最初は意味を調べながら、徐々に理解していくといいでしょう。繰り返し触れることで、自然と読めるようになります。

実際に楽譜を読んでみよう

楽譜の基礎を学んだら、実際に簡単な楽譜を読んでみましょう。とにかく楽譜に目を向ける時間を増やすことで、読み方をマスターできるようになります。おすすめの曲は「きらきら星」や「チューリップ」などの童謡です。

まずは、音の高さとリズムをゆっくりと確認しながら読んでみましょう。ピアノや鍵盤アプリなどがあると、実際の音と一致させながら練習できるため、理解が深まります。

難しいところに出会っても焦ることなく、少しずつ慣れることを意識してみましょう。

まとめ

今回は、基本的な楽譜の読み方について、解説しました。楽譜の読み方は、音楽を楽しむための大切なスキルです。最初は記号の意味やルールを覚えるのに時間がかかるかもしれませんが、繰り返し取り組むことで徐々に理解できるようになります。「五線譜」「音符」「リズム」「記号」の4つを抑えて、実際に音を出して試してみましょう。楽譜に苦手意識を持つことなく、少しずつ楽しみながら読み方を身につけていくといいでしょう。本記事が参考になれば幸いです。

PR初心者でも安心できる講師・設備・楽器を揃えた音楽教室

tablepressアイコン 【東京】おすすめの音楽教室7選比較表

イメージ引用元:https://www.at-music.jp/引用元:https://sheer.jp/引用元:https://www.eys-musicschool.com/引用元:https://tsubaki-musicschool.com/引用元:https://www.bee-music.jp/引用元:https://www.noahmusic.jp/引用元:https://school.jp.yamaha.com/music_lesson/
教室名OKADA音楽教室シアーミュージックEYS音楽教室椿音楽教室Beeミュージックスクールノアミュージックスクールヤマハ音楽教室
特徴未経験者の指導実績多数!全校舎駅チカ1~3分。校舎がおしゃれ!独自の感染予防対策!マンツーマンレッスンのみの教室圧倒的なコース数の多さ。和楽器や民族楽器も対応登録講師がレンタルスタジオにてレッスンを行うスタイル自社音楽制作チームが音源制作やPV撮影等をバックアップ音楽練習スタジオの名門「サウンドスタジオノア」が運営長年培った独自のノウハウを持つ
コースの種類アコースティックギター/エレキギター/ウクレレ/ピアノ/鍵盤ハーモニカ/キーボード/ドラム/カホン/サックス/ボイストレーニング/作曲アレンジボーカル&ボイストレーニング/声優/話し方/ピアノ/エレキギター/アコースティックギター/ウクレレ/DTM/ドラム/ベース/サックス/バイオリンなど管楽器/弦楽器/ギター・ベース/打楽器/鍵盤楽器/和楽器・民族楽器/ボーカル/作曲などピアノ/声楽・ボーカル/弦楽器/ギター/金管楽器/木管楽器/ドラム/DTM/ソルフェージュ/指揮/和楽器などボーカル/ギター/ピアノ/ボイストレーニング/DJ/ウクレレ/ベースドラム/ギター/ベース/ウクレレ/ピアノ/サックス/フルート/トランペット/トロンボーン/バイオリン/DJ/DTMギター・ベース・ウクレレ/管楽器/弦楽器/ドラム/ピアノ・鍵盤楽器/ボーカル・コーラス/アンサンブル/ウェルネスプログラム
入会金8,500円 ※キャンペーン利用で3,500円2,200円1万7,000円1万円1万2,100円1万1,000円教室により異なる
料金例(月額)
※月2回個人レッスンの場合
7200円~/30分(大人個人)
6700円~/30分(子供個人)
1万200円~/45分(個人)
7000円~/45分(グループ)
1万2,200円~/60分(個人)
1万1,000円/45分1万2,480円〜/55分1万8,700円〜/60分
※レッスン料+事務手数料+スタジオ代込み
1万1,836円〜/60分1万5,400円/45分
※レッスン料+スタジオ代込み
1万413円/30分
※3回分の料金を2回分に換算
※レッスン料+教材費込み
講師について・全11コースに女性講師在籍
・勤続年数が長い講師が多い
・30〜40代前半中心
・半数以上が10年以上のキャリア
・全国で600名以上
・担任制でなくレッスンごとに講師を変えることも可能
・全講師のレッスンスタイル(やさしい/スパルタ、初心者向き/経験者向き、理論/感覚)を公式サイトで確認できる・名門音楽大学出身者多数在籍
・担当制
・カウンセリングを通してぴったりのインストラクターを紹介。カリキュラムの途中での変更も可能・全員現場の第一線で活躍しているプロミュージシャン・ヤマハ講師資格取得試験に合格しライセンスを持つ優秀で信頼できる講師
割引・キャンペーン例
※キャンペーンは予告なく終了する場合があります。
・入会金5,000円OFF(8,500円→3,500円)
・楽器無料プレゼント(例:アコースティックギター、ウクレレ、サックス)
記載なし・楽器無料プレゼントor入会金半額(1万7,000円→8,500円)
・月会費500円OFF
・グループ割引:個人レッスンの料金から毎月2,000円引き
・体験レッスン当日に入会で入会金と事務手数料全額免除・入会金無料
・1レッスン分のチケットプレゼント
・入会金無料・入会金と施設費が無料の特別企画「音楽を楽しむ3ヶ月レッスン」
校舎情報【西荻窪本校】
中央線・総武線「西荻窪駅」北口3分
【西荻窪ANNEX校】
中央線・総武線「西荻窪駅」北口2分
【明大前校】
京王線・井の頭線「明大前駅」1分
【池袋校】
「池袋駅」東口1分/地下43出口1分
【渋谷校】
JR「渋谷駅」東口3分 /地下B3・B4出口1分
【都立大学校】
東急東横線「都立大学駅」北口2分
【新宿校】
各線新宿駅西口徒歩6分
【渋谷校】
JR渋谷駅徒歩3分
【池袋校】
池袋駅東口徒歩8分
【東京校】
JR東京駅徒歩5分
【銀座校】
東京メトロ銀座線・日比谷線・丸の内線 銀座駅C8出口から徒歩1分、JR有楽町駅中央口から徒歩6分
【品川校】
JR品川駅高輪口徒歩4分、京急線品川駅徒歩4分
【上野校】
JR上野駅徒歩2分、日比谷線上野駅徒歩5分、銀座線上野駅徒歩5分など
【代官山】
東急電鉄東横線代官山駅北口から徒歩3分
【銀座】
有楽町線「銀座一丁目駅」9番出口 徒歩1分 / 地下鉄各線「銀座駅」A13番出口 徒歩5分 / JR・私鉄各線「有楽町駅」京橋口 徒歩5分
【渋谷】
井の頭線「渋谷駅」徒歩10分 / JR・各種私鉄線「渋谷駅」徒歩10分 / 東京メトロ各線「表参道駅」徒歩10分
【吉祥寺】
JR「吉祥寺駅」徒歩3分 / 京王井の頭線「吉祥寺駅」徒歩3分
【上野】
JR「上野駅」不忍口より徒歩3分 / 京成「上野駅」池の端口より徒歩1分
【新宿】
JR/私鉄各線「新宿駅」西口徒歩5分 / JR/私鉄各線「新宿駅」南口徒歩7分
【池袋】
JR「池袋駅」徒歩3分 / 各線 「池袋駅」徒歩3分
【自由が丘】
東急線「自由が丘駅」から徒歩3分 など
※一般のレンタルスタジオでレッスン【新宿校】
JR新宿駅 南口徒歩3分 / 都営新宿線、都営大江戸線、京王新線 新宿駅 A1出口徒歩1分
【渋谷校】
JR・メトロ・地下鉄線 渋谷駅 徒歩2分 / 京王井の頭線 渋谷駅 徒歩5分
【池袋本校】
JR池袋駅西口徒歩5分 / 東京メトロ副都心線池袋駅C2出口徒歩1分
【池袋校】
JR池袋駅西口徒歩5分 / 東京メトロ副都心線池袋駅C1出口徒歩1分
【赤羽本校】
JR赤羽駅 北改札口より東口方面へ徒歩4分 / 東京メトロ南北線赤羽岩淵駅 より徒歩5分
【赤羽駅前校】
JR赤羽駅北改札口徒歩1分
【赤羽南口校】
JR赤羽駅 南改札口より東口方面へ徒歩3分
【御茶ノ水】
「JR御茶ノ水駅」御茶ノ水橋口から徒歩0分 / 「丸ノ内線 御茶ノ水駅」2番出口から徒歩3分 / 「千代田線 新御茶ノ水駅」B1出口から徒歩5分
【自由が丘】
「東急東横線・東急大井町線 自由が丘駅」から徒歩6分
【秋葉原】
「秋葉原駅 電気街口」から徒歩7分 / 「末広町駅」4番出口から徒歩0分
【渋谷】
「渋谷駅」から徒歩6分 / 「表参道駅」B1出口から徒歩7分
【池袋】
「池袋駅」から徒歩8分
【高田馬場】
「高田馬場駅」から徒歩3分
【目黒不動前】
「東急目黒線 不動前駅」改札出てすぐ など
※各地の楽器店などでレッスン
問い合わせ方法■電話
03-5335-7499(11:00〜20:00)
■問い合わせフォーム
■電話
0120-055-349(11:00〜21:45)
■問い合わせフォーム
■電話
0120-978-900(9:00〜22:00)
■問い合わせフォーム
■電話
0120-76-3882(10:00〜19:00)
■問い合わせフォーム
■電話
0120-015-349(平日9:30〜21:30、土日9:30〜19:30)
■問い合わせフォーム
■電話
※店舗ごと、受付時間はスタジオの営業時間に準ずる
御茶ノ水店:03-5217-7667(8:00〜23:00)
■問い合わせフォーム
■電話
0570-075808(10:00~12:00、13:00~17:00※土日祝日・指定休日を除く)
■問い合わせフォーム
レッスン時間平日:11:00〜22:00
土日:10:00〜21:00
(定休日:毎月29〜31日)
12:45〜21:45平日:10:00〜22:00
土日:9:00〜21:00
(定休日: 年末年始)
レンタルスタジオにより異なる平日:12:30〜21:30
土日:10:30〜19:30
10:00〜22:00
(定休日:12月31日〜1月3日)
教室により異なる
詳細リンクもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しく
公式サイト公式サイトを見る公式サイトを見る公式サイトを見る公式サイトを見る公式サイトを見る公式サイトを見る公式サイトを見る